眼瞼下垂は保険適用される?適用される条件と「術式別」眼瞼下垂の手術費用を徹底解説
2024.07.26
「眼瞼下垂の手術って保険は適用されるのかな?」とお困りの方はいませんか?
眼瞼下垂の手術は、手術条件に該当していれば、保険適用される場合があります。
本記事では、眼瞼下垂の保険適用について、適用される条件と術式別の眼瞼下垂の手術費用をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは
眼瞼下垂とは、何らかの原因によってまぶたが下がり、物が見えにくくなる状態のことです。
この眼瞼下垂には、大きく分けて3つの種類があります。
先天性眼瞼下垂
先天性眼瞼下垂は、生まれつき「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」というまぶたを挙げる筋肉が弱いことや、眼瞼挙筋を支配する神経に何らかの異常があることが原因として考えられるでしょう。
この先天性眼瞼下垂は、どちらか片側の眼に出るケースが多いとされていますが、人によっては両側ともに症状が現れるケースもあります。
後天性眼瞼下垂「腱膜性眼瞼下垂症」
後天性眼瞼下垂は、元々普通にまぶたが開いていた人が、徐々にまぶたが下がってきたり、急にまぶたが下がってきたりする状態のことです。
先天性ではない場合、ほとんどのケースは、目の腱膜が何らかによって伸びたり、ゆるんだりすることでまぶたが徐々に下がっていく後天性の腱膜性眼瞼下垂とされています。
眼瞼下垂に似た「偽眼瞼下垂」も存在する
偽眼瞼下垂は、医学的に見て目の神経や筋肉、腱膜に問題はないため、眼瞼下垂とは言えないが、眼瞼下垂に似た症状を伴う状態のことです。
眼瞼下垂の保険適用について
次は、眼瞼下垂の保険適用について徹底解説していきますので、ぜひご覧ください。
眼瞼下垂の明確な診断基準はない
2022年9月現在、眼瞼下垂の明確な診断基準はなく、通った病院によって診断基準は異なります。
通常、正常に目が開いている場合の上まぶたのふちと、黒目の中央部の距離は3.5mm〜4.0mm程度とされています。
そのため、1つの診断基準として「上まぶたのふちと、黒目の中央部の距離がおよそ3.0mm〜3.5mm以下になると眼瞼下垂」と診断されることが多いです。
眼瞼下垂で保険が適用される条件
次は、眼瞼下垂で保険が適用される条件を徹底解説していきます。
重度の眼瞼下垂と診断された
重度の眼瞼下垂と診断された場合、保険が適用されることが多いです。
生まれつき(先天性眼瞼下垂)
生まれつき眼瞼下垂の場合、保険が適用されます。
老人性眼瞼下垂(後天性眼瞼下垂)
老人性眼瞼下垂とは、後天性眼瞼下垂の一つで、加齢が原因でまぶたが上がらなくなり視野が狭くなった状態のことです。この場合でも保険が適用されます。
視野狭窄
視野狭窄とは、視野が欠けて狭くなる状態のことで、これは網膜剥離や緑内障でよく見られる状態です。眼瞼下垂によって視野狭窄が確認された場合、保険が適用されます。
眼瞼下垂の治療が保険適用されないケース
次は、眼瞼下垂の治療が保険適用されないケースを徹底解説していきます。
軽度の眼瞼下垂
軽度の眼瞼下垂と診断された場合、手術に保険が適用されないケースが多いです。
視野狭窄ではない
眼瞼下垂での視野狭窄の症状が進行していない場合、保険が適用されないケースがあります。
美容目的
本来、眼瞼下垂の手術は「視野障害の機能改善」を目的として行う手術です。
一方、美容目的での眼瞼下垂手術は、視野障害の機能改善だけではなく、見た目の美しさや整容的な治療も行うことを言います。
この美容目的で眼瞼下垂手術を行う場合は、保険が適用されません。
「術式別」眼瞼下垂の手術費用
次は、術式別の眼瞼下垂の手術費用を徹底解説していきますので、ぜひご覧ください。
また、本記事で解説している以外にも、病院によって様々な手術法を用意している場合もあります。
そのため、その他術式に関してはお近くの病院や、当院へぜひお問い合わせください
挙筋前転術(きょきんぜんてんじゅつ)
挙筋前転術は、まぶたの縦方向の開きを調整する手術方法です。
皮膚と眼窩隔膜(がんかかくまく)を切開し、挙筋腱膜を引き出した後、皮膚と挙筋筋膜の先端を特殊な極細糸で縫合することで、キュッとまぶたが上がるようになります。
これにより、まぶたが開きやすくなることや、黒目が大きく見える効果が期待できます。
挙筋前転術は、保険適用の3割負担で片目が約22,000円です。
両目の場合、3割負担で約45,000円となります。(2022年9月現在)
前頭筋吊り上げ術(ぜんとうきんつりあげじゅつ)
前頭筋吊り上げ術は、眉毛や額を上げる前頭筋とまぶたを繋ぎ、眉毛の動きによってまぶたを上に引き上げる手術方法です。
この前頭筋吊り上げ術では、大腿膜筋を利用し瞼板と前頭筋を接続することによって、まぶたが開くようになる効果が期待できます。
前頭筋吊り上げ術は、保険適用の3割で片目が約55,590円です。両目の場合は手術を受ける病院へご質問ください。(2022年9月現在)
(眉毛下・重瞼)余剰皮膚切除術(びもうかよじょうひふせつじょじゅつ)
(眉毛下・重瞼)余剰皮膚切除術は、余ってたるんでいる皮膚を切除する手術法です。
切除部分は、二重の線で切り取る「重瞼線切除」と、眉毛の下の線で切除する「眉毛下切除」の2つです。
(眉毛下・重瞼)余剰皮膚切除術は、重瞼線切除の場合、保険適用の3割負担で片目が約46,200円です。眉毛下切除の場合、片目が約69,300円となっています。
また重瞼線切除を両目で行う場合、約99,000円、眉毛下切除の場合、約66,000円です。(2022年9月現在)
筋膜移植法(きんまくいしょくほう)
筋膜移植法は、片方のふとももから採取した筋膜を、眼輪筋と呼ばれるまぶたを閉じる筋肉の下に移植する手術法です。
筋膜の下は瞼板に固定し、眉毛の上にある前頭筋に上を固定することで、前頭筋のはたらきによって眉毛を上げたときにまぶたが連動して開くようになります。
筋膜移植法は、保険適用の3割負担の場合、片目で約60,000円です。
両目の場合、3割負担で約110,000円~120,000円となります。(2022年9月現在)
ミュラー筋タッキング法
ミュラー筋タッキング法は、目を持ち上げる筋肉を糸によってたぐりよせるようにして上まぶたの裏へ短縮させることで、まぶたを開く手術法です。
糸を使用して手術を行うミュラータッキングは、切開をしないため多く行われている手術です。
ミュラー筋タッキングは、保険適用の3割負担で片目が約22,000円です。
両目の場合、3割負担で約45,000円となります。(2022年9月現在)
眼瞼下垂の保険適用に関するよくある質問【Q&A】
次は、眼瞼下垂の保険適用に関するよくある質問【Q&A】に回答していきます。
偽眼瞼下垂の場合、保険適用されますか?
眼瞼下垂治療は眼科・形成外科どちらでも保険適用されますか?
保険適用される眼瞼下垂治療でもデザインの指定はできますか?
当院の3つの特徴
ここからは当院の特徴を3つご紹介します。
徹底した事前準備・アフターケア
当院はご予約から治療までの間、カウンセリングや診察を通じてお客様の悩みに寄り添います。事前準備やアフターケアを徹底的に行うため、お客様に安心していただけるサービスを心がけております。
通院しやすい立地
当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。
丁寧なカウンセリング
当院では、お客様に効果の高い施術をご提供するためカウンセリングに力を入れております。時間をかけてじっくりとお客様に向き合うことを心がけており、一人ひとりに合う治療をご提案しています。
眼瞼下垂の保険適用に関する質問はLUNA BEAUTY CLINICへ
今回は、眼瞼下垂の保険適用条件と、術式別の眼瞼下垂の手術費用を徹底解説しました。LUNA BEAUTY CLINICはお客様一人ひとりの悩みに寄り添い、ベストな対処法を提案させていただきます。今回の記事も、参考になれば幸いです。
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